ブサイクをいじる風潮と笑いのセンス

先日深夜のテレビを見ていて、そのテレビを偶然に友人Mも見ていたので、
LINEで感想を言い合い、「ハハッ!ワロス!」 なんて言いながら見ていた。

その番組が終わって、次におぎやはぎの番組が始まった。
AV女優がたくさん出演して短いスカートの服を着て踊ってた。
その中にブサイクな女の人が混じってて、
「あれ?、ブスが混じってるよ。」
「え?どれどれ?うわっ!ホントだ!ブスだ(笑)」
という感じのブサイクいじりだった。

友人はAVに詳しいので、AV女優に興味津々だったが、
自分はちょっと見るに耐えかねてテレビを消した。
ブサイクいじりが面白いと思えなかったのだ。
若い頃はこんな感じのテレビでも楽しく見れたような気がするのに、
最近はどうして楽しくないのか考えた。

どうやら子どもの存在が大きいかもしれない。
無意識のうちに子どもと一緒に見てもよいかどうかをフィルタリングしてるのではないか。

当時自分が中学生だった20年位前に、
その頃全盛期だったダウンタウンのごっつええ感じを見た父親が、
「araishiよ、これが面白いのか?」と聞いてきた。

松本の遺書を読んでた自分は、
「面白い!これが面白くないってことは笑いのセンスが無いってことやで!」
なんて意気揚々で答えてた。

当時父親も、ごっつええ感じを見るんじゃなくて、
もっとためになるテレビを見てほしかったんだろう。
今で言うところの「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「情熱大陸」、「オイコノミア」かな。
完全に逆の立場になっている。

うちの子は中学2年で、中二病を発症している。
外ではうまいことやってるみたいだが、家の中では溢れ出る万能感から妻に反抗している。
ストレスを貯めた妻の矛先は自分になるので、もうちょっとうまくやってほしい。

話しがそれたので元に戻す。

ブサイクでいじられてる女芸人を見ると、どうしても可哀想になってしまう。
多分本人はそれをわかって芸としてやってて、
周りもそれをわかって敢えてイジっているはずなのに。

もし自分の娘がブサイクでいじられたらどうしようか。と考えると笑いどころではなくなる。
境遇が千差万別なので、誰にでも面白いというのは難しいんだろう。
ネットの言葉狩りが激しいこの時代だと、
あたりさわりの無いことしておこう。という気持ちになるのもわかる。

でもそういうのを見るともっと突き抜けた事やれよ!って思う。
我ながら見事な矛盾っぷり。

じゃぁ久しぶりに「ごっつええ感じ」 でも見てみようということでDVDを見た。
不思議なことに全然おもしろくなくて、むしろ懐かしい感じに感慨深くなってしまった。
どうもオヤジになった事で笑いのセンスを無くしてしまったらしい。